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COLUMN

スペシャルオリンピックスへの想い

様々な分野で活躍されている著名な方に、「スペシャルオリンピックス」への想いを アスリートとの出会いや交流など、体験談などを交えて語っていただくコーナーです。

第7回

誰もがイキイキ~共生社会

(一社)広島県手をつなぐ育成会 会長 金子麻由美(介護福祉士 社会福祉士)

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まだ、世の中の障害に対するイメージは「障害者=福祉の対象」という構図のままでしょうか。答えはNOです。今、障害者は「ただ支えられるだけの人」ではないのです。

知的障害のある人も、例えば、美味しいパンやクッキーを焼き、制服の端切れで素敵なバッグを作り、高齢者施設で働き、皆さんと同じように仕事を頑張っています。

暮らしの場も入所施設に限らず、現在はグループホームで暮らす人が入所者を上回り、一人暮らしやシェアハウスなど暮らし方も様々です。 また、文化・芸術でも個々の豊かな感性で描かれた絵が「アール・ブリュット」として評価されています。

「障害のある人もない人もお互いに尊重し合って共生する社会の実現」…障害者基本法が平成23年に改正されて大きく変化した理念です。スペシャルオリンピックス(以後SO)と当法人の共通した目標でもあります。

障害者の社会進出により、この理念と現実との距離は確実に近づいています。

私にも、自閉症を伴う重度の知的障害の息子がいます。青年になり、フライングディスク大会でメダルをいただき、皆さんにたくさん褒めてもらって以来、そのメダルを大切に持ち歩くようになりました。障害があっても、人に認めてもらう喜びが大きいことを改めて感じました。息子は現在、SO広島のボウリングプログラムで練習をしていますが、アスリート達が試行錯誤しながら頑張り成長する姿に日々感動しています。

2022年SO夏季ナショナルゲーム・広島がいよいよ開催されます。平和な日本でスポーツを楽しめることに感謝し、集まったアスリートが元気一杯プレーできますよう、また、「誰もがイキイキ共生社会」を目指す大会になりますことを心から願っています。

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Profile

広島市出身。

小学校教員として在職中、知的障害のある息子の出産を機に退職。

その後、手をつなぐ育成会活動に参画し、広島市手をつなぐ育成会副会長、広島県手をつなぐ育成会副会長を経て、現在広島県手をつなぐ育成会会長。

広島県障害者施策推進協議会、広島県社会保障審議会、障害者差別解消支援地域協議会等、県の会議に参加している。

また、平成24年から、知的・発達障害者への理解を深めるため“ひろしまあび隊“において啓発活動を行い、受講者は2万人を超える。

令和4年第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」広島県選手団の役員(団長)。

第6回

障がいに関係なくスポーツを楽しみ、共に助けあえる社会をめざして

株式会社マリモホールディングス 代表取締役社長 深川 真

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私たちマリモグループは、2030年を目途にビジネスと、社会課題の解決を事業目的とするソーシャルビジネスの割合を50対50とする「ソーシャルビジネスカンパニー」になることをめざしています。そして、ソーシャルビジネスの1つとして、障がい者支援事業に取り組んでいます。

具体的には、「自立した生活をするのが難しい障がいを持たれている方は、成人後も保護者の方が生活のお世話をされていることが多く、年齢を重ねるにつれて、お世話をする人や安心して暮らせる住まいの確保に困られる方が増えている」ということが社会的にも問題となっています。そこで、弊社でも『障がいのある方が日常生活や社会生活上の支援を受けながら共同生活を送るための住まいとサービス』を提供する事業(通称:障がい者グループホーム)を行いたいと考え、数年前より準備を進めてきました。そして、広島市の障害福祉サービス指定事業者として指定を受け、2022年4月1日、広島市中区に障がい者グループホーム「SA-N-PO(三歩)本川町」を開所いたしました。ホームの特徴として、身体・精神・知的・発達障害などすべての方を対象にしており、中重度の方を受け入れできるよう、看護師と有資格者を配置した24時間体制で運営しています。

スペシャルオリンピックスとのお付き合いは、ちょうど弊社が本格的に障がい者グループホームの開所に向けて動き始めた2021年秋に、事務局の方が訪ねてこられたことからスタートしました。お話を伺ったところ、日本代表選考会を兼ねた全国大会が広島で開催されるのは、今回が初めてとのことです。私たちの新事業と同じく障がいのある方を対象とした大会であることと、広島では初開催であることにご縁を感じ、大会成功にむけて微力ながらお役に立ちたいとの思いから、広島での大会と、運営の中心を担われるであろう広島支部を支援させていただくことにしました。また、大会1年前イベントや、大会運営においても、ボランティアとして弊社グループ社員が携わらせていただいております。

2022年の広島での全国大会が、障がいに関係なくスポーツを楽しみ、共に助けあえる社会をつくる大きな一歩となることを心から願っています。そして今後もすべての人々が分け隔てなく暮らせる社会の実現に向けて、私たちにできることから取り組んでいきたいと考えています。

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Profile

広島市出身。広島修道大学商学部卒。

1994年広島修道大学在学中に株式会社マリモ入社。

1999年取締役就任。

2000年に後継指名を受け、2007年3月にマリモ代表取締役に就任。

2015年にマリモホールディングスを設立し現職。

現在は10社を超えるグループ会社を擁して国内外で事業を展開している。 マリモ創立50周年を機に、社会課題の解決や、よりよい社会の実現を目的に、 ソーシャルビジネスカンパニーへの変革を掲げる。MAP(マリモ・アクティビティ・ポートフォリオ)と銘打ち、一つひとつの事業における、ソーシャル割合を数値化。2030年にはソーシャルビジネス50%対ビジネス50%にするべく、計画を進めている。

広島交響楽団トランペット奏者 金井晶子

スポーツと音楽の力で...

第5回

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オーケストラでトランペットを演奏する私がどのような形で参加できるか...そのきっかけをくださったのが、NPO法人スペシャルオリンピックス日本・広島 崔 希美理事長からの「トランペットのファンファーレで、この大会に華を添えていただけませんか?」というご依頼でした。

私は小さい頃から音楽一筋で、特にトランペットに魅了され、熱中し、どっぷり音楽に浸り人生を歩んできました。私にできることは「演奏すること」。私の演奏でこの大会に関わる全ての人たちを勇気付け、激励することができるのではないかと考えました。

スポーツと音楽、全く違う土俵かと思いきや、共通する部分がたくさんあります。目標に向かって自分と向き合いひたむきに努力することが1番の共通点です。それに合わせて大切なのがコーチや先生のご指導を含め、周りの温かいサポートです。

そして、日頃の成果を発揮する発表の場が必要不可欠です。一生懸命取り組むからこそ、人と人との繋がりを実感し感動を共有でき、成長していけるのではないでしょうか。

今回は私の友人でトロンボーン奏者の松﨑翔さんにSON広島のためにオリジナルファンファーレを作曲していただきました。

既存の曲ではなく、この大会の為のファンファーレを作って欲しいとお願いしました。

作曲者の松﨑さんから一言いただいております。

『この度はファンファーレを作曲させていただく機会をいただき、大変光栄に思います。

「競技をされる選手の皆様の気持ちが高揚するような華やかな曲を!」という想いを込めて作りました。』

アスリートの皆さんが日頃の成果を余すことなく発揮できるよう、広島の皆さんと心を一つにサポートしていきます。スポーツと音楽の力で感動と喜び溢れる、素敵な大会になるでしょう!

障がいの有無に関わらず、一緒に手を取り合って生きていくことが、みんながより良く暮らせる美しい未来への1番の近道な気がします。共にこの大会を成功させて、大きな一歩を踏み出しましょう!!

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ファンファーレ  作曲:松﨑  翔氏

Profile

1991年大阪府箕面市出身。

2014年大阪音楽大学器楽学科管楽器専攻卒業。

2016年同大学院音楽研究科器楽専攻修了。

ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団登録団員を経て、2017年6月より広島交響楽団に入団。

それを機に広島に移住。日本全国での演奏活動の他、広島大学特任准教授として、後進の指導にもあたる。

広島パイロットクラブ 会長 河田 和子

ナショナルゲーム開催に寄せて

第4回

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SON・広島の念願でありましたナショナルゲームの全国大会開催が実現となり、誠に嬉しく慶賀に存じます。

 1994年スペシャルオリンピックス日本が国際本部から認定され、設立に大変ご尽力された細川佳代子様が、初代会長に就任されました。

 時を同じくしてパイロットインターナショナル日本ディストリクト広島パイロットクラブが設立され、脳関連障害者支援を焦点に活動する、民間国際ボランティアクラブに私は参加していました。

 姉妹クラブ尾道パイロットクラブの会員の方から、細川様の講演会に誘われ、

もとより好奇心の強い私は、日本のトップレディとしてご活躍の細川様に興味

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津々、クラブの友人を誘って公演を拝聴いたしました。ご講演の主旨その熱い思いに、私たちは共感しSON・広島設立を即座に承諾いたしました。

 早速設立メンバーをお願いした方々のご熱意とご協力で、1998年6月にSON・広島が認可され、組織としての第一歩を踏み出しました。その時の喜びと感動を改めて思い出し胸の熱くなる想いで振り返っています。

 設立の開会式には、時の県知事、故藤田雄山様を始め、多くのご来賓のご来席をいただきました。SON会長の細川様のスピーチの素晴らしさ、重みのある内容に一同感動し、興奮さめやらぬその余韻が原動力となり、今日を迎えることが出来たと思います。

 SON・広島に関わる全ての方々のこれ迄のご苦労に対し、心からの感謝と敬意を捧げますと共に、ご慰労を申し上げます。

 崔大会実行委員長(SON・広島理事長様)を始めとして、抜群のご人材で運営される広島大会の成功をひたすら願っています。

 設立当時、神奈川の東海大学のキャンパスで開催されたナショナルゲームに参加しました。初経験のアスリートの精一杯頑張っている姿に、コーチもボランティアも必死の応援でした。私たちも大いに挑戦力を刺激されました。その時のアスリートへの愛しさは、筆舌にはつくせません。

 そして1999年第十回世界大会が、アメリカノースキャロライナ州チャベルヒルズで開催されました。広島からは出場するアスリートとそのファミリー・コーチの方々と私たち3人のボランティアが参加しました。

 アスリート7,000人、コーチ・ファミリー17,000人、ボランティア40,000人が世界各地から一堂に集合しました。

 開会式には、スペシャルオリンピックス創設者ユニス・K・シュライバー夫人(アメリカ大統領であった故ケネディ氏の妹)やシュワルツェネッガー氏他著名人が参加していました。壮大で華麗な夢のような、世紀の祭典でした。入場行進の響きあう感動、世界はひとつを実感しました。

 「今、私は、この大地で世界の人々と時を共有し、喜びを共感しあっている。奇跡ではない。国境や人種の壁もない。障害への隔たりもない。同じいのちの尊厳を持って生きている。」

痛烈に心に響きました。

 また、2005年長野で開催された冬季世界大会にも参加でき、またまたエキサイトしました。

 現・名誉会長細川佳代子様は、大会のあいさつの中で「ハードのバリアフリーも大切だけど、心のバリアフリーをあなたから・・・」とおっしゃておられました。私に出来ることは、真にこのことだと思います。社会に訴え続けます。

 私のシニアライフ三十年間を、障害者支援に頑張った筈が、実は私が一番多くの学びを得、感動と元気をいただきました。その間の多くの人や事柄との出会いは、私の珠玉であり、生きる充足感をいただきました。私もラストスパートをかけて、人生の最終章ラウンドを走り抜けたいとおもいます。

 SON・広島の皆様に心からの感謝とエールを捧げます。

Profile

1931年生まれ 広島市出身

2022年第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島 大会参与

特定非営利活動法人スペシャルオリンピックス日本・広島元理事

パイロットインターナショナル日本ディストリクト

広島パイロットクラブ会長(2021~2022)

パイロットインターナショナル日本ディストリクト第13代ガバナー

広島県立大学元同窓会会長 現顧問

元県立広島女子大学同窓会 紫水会会長

有限会社渡辺代表取締役

公益社団法人スペシャルオリンピックス日本 評議員 市原 則之

支える力で「スペシャルオリンピックス広島大会」の成功を

第3回

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文部科学省が策定した「スポーツ立国戦略」には、スポーツは〝する人、みる人、支える人を重視する〟とうたっています。

世界的コロナ禍で、開催の是非の論議が白熱する中でスタートした「2020東京オリンピック競技大会」は、アスリートがスポーツの底力をいかんなく発揮して、無観客ながらも、この〝する人、みる人、支える人〟が一体となったすばらしい大会として、歴史に名を刻みました。

特に大会運営を支えた多くのボランティアの活動は、参加各国のアスリートや競技関係者から高い評価を得て、大会期間中から終了後まで、多くの感謝の意が表明されました。

これはボランティアの活動をはじめ、治安のよさ、分秒たがわぬ交通システム、安心できる医療体制のほか、勤勉実直で、奉仕精神豊かな日本の国民性が随所に発揮されたからではないでしょうか。

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(学)広島山陽学園 理事長 市原則之(左)、日本パラリンピック委員会 委員長 山脇康(中央)、日本オリンピック委員会 会長 山下泰裕(右)

かたや多様性が重視される中での開催となった「2020東京パラリンピック競技大会」は、パラリンピックの父と呼ばれるルーヴィヒ・グットマン博士が障がい者に与えた究極の箴言(しんげん)「失われたものを数えるな、残ったものを最大限に生かせ!」の言葉をアスリートが実直に実践し、多くの〝みる人〟に深い感動を与えました。

オリンピック・パラリンピック競技大会はもはや獲ったメダルの数で評価されるものでなく、いかに社会と調和しながら、さまざまな人やものと共生し、人々の共感を得ることが大切なのだと感じました。

こうしたなか、「2022年第8回スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム・広島大会」が広島市を中心に、呉市、三原市、北広島町で開催されることには大きな意義を感じます。

それぞれの開催地には、このような社会背景のなか、障がい者スポーツがしっかりと地域に根付くよう幾多の工夫を重ねて、大会を盛り上げて頂きたいと思います。

各開催地では、旺盛なおもてなし精神で、これまで多くの人を迎えてきた住民のみなさんが、知的障がいのあるアスリートが安心して最高のパフォーマンスが出せるよう、しっかりとサポートされることと思います。

地域の〝支える人〟のサポートで、〝する人〟のアスリートが力を発揮し、多くの〝みる人〟に感動を与え、長く心に残る大会となることを願っています。 大会の成功を心からお祈り申し上げます。

さぁ、みんなで支えよう!「スペシャルオリンピックス広島大会」を!

Profile

1941年生まれ。東広島市出身。 広島修道大学卒業

元湧永製薬㈱取締役(1969年ハンドボール部創部に参画、選手・監督・部長)

広島山陽学園理事長、広島修道大学特別客員教授、元広島県瀬戸内高校教諭

日本オリンピック委員会名誉委員(元副会長・専務理事)

日本ダンススポーツ連盟副会長、日本トップリーグ連携機構専務理事、日本ハンドボール協会特別顧問(元副会長・専務理事)

※元日本男子代表選手・男子代表監督(1984ロスアンゼルスオリンピック)

 日本財団パラリンピックサポートセンター顧問

 元2020東京オリンピック招致理事会副理事長 ほか

一般社団法人広島県障害者スポーツ協会 会長 山根 恒弘

「2022スペシャルオリンピックス広島」へ

第2回

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東京パラリンピックの感動の余韻の残る今、2022スペシャルオリンピックスの広島開催がますます楽しみです。

世界の共通言語となったスポーツは、社会を変える力になり、人類を豊かにしました。

スポーツは健康で元気な人のための一部の人のものでしたが、近年、障害者、高齢者にも広がり新たな時代を作る力になってきました。

競争・競争が、今日気候変動、新型感染症等が人類の生存を脅かし、様々な意味での共生が喫緊の課題になっています。障害者スポーツは共生社会の進展を担います。

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2018年ハンザヨット国際大会が広島で開かれました。このハンザヨットは、大きな、強い波風には弱く危険で障害者が乗るなんて考えられないヨットを、障害者が乗れるように改良され、さらに両手両足のない人でも乗れるような器具も開発されました。 競争と共生が両立する大会でした。

男女、障害の程度関係なくNOハンディーで順位を競うレースをし、笑顔・笑顔があふれ命輝く姿がありました。このヨットを世界に広めてきた世話人の方々は、戦争のない平和な社会を作る共生社会の実現のための「My Way My Life」だと言います。

国際平和祈念都市広島での開催を大変喜び、ネットで世界に発信しました。

新時代のスポーツの姿があります。

この大会が笑顔溢れ、命輝く大会となることを願っています。

Profile

修道高校卒業、広島大学工学部経営工学科卒業

ヨット部へ入部し、広島大学体育会設立

昭和60年から平成23年まで山根木材㈱(現・ヤマネホールディングス㈱)代表取締役社長

(一社)広島県木材組合連合会 会長、(公財)広島市スポーツ協会 会長、広島市教育委員

現在は、ヤマネホールディングス㈱ 取締役会長、(公財)広島県セーリング連盟 会長、(一社)広島県障害者スポーツ協会 会長

文部科学大臣表彰受賞、黄綬褒章受章、旭日小綬章受章

NPO法人スペシャルオリンピックス日本・広島 理事長 崔 希美(さい ひみ)

未来を想像できる場所

第1回

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私にとってスペシャルオリンピックスは、「未来を想像できる場所」です。

私自身、生まれつき障害を持った息子を授かり、出産直後に48時間の余命宣告を受けました。子供と自分の将来が思い描けず、長いトンネルのような時間の末に出会ったかすかな光、それがスペシャルオリンピックスの活動でした。

アスリートたちの生き生きとした姿、なにより保護者の方々の前を向いた姿。わが子を育て、大人になれば社会に送り出す、そんな当たり前のことがとても難しい、障害をもつ子を育てるということ。障害児から障害者となって大人になる息子を、障害を持たない上の子2人と同じように社会に送り出して良いのだと、スペシャルオリンピックスに関わる保護者の皆さんの姿から、教えられました。

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このたび、1年延期の上で開催された東京オリンピック、そしてパラリンピック。わたしたちは、あらゆる環境を乗り越え、身体的な障害をも乗り越えて躍動するすべての選手たちに大きな感動と生きる力を与えてもらいました。それは、スポーツのもつ偉大な力を感じた時間でもありました。

私は、そのスポーツの力を信じて知的障害のある人たちのために、同じ目標に向かって日々努力する場を提供するスペシャルオリンピックスの活動を素敵なものだと心から思っています。そして、私たちの活動が、人と人とのつながりと感動の共有を通じて、すべての人が互いの違いを超えて互いの長所を認め合い幸せを共有できる優しい社会、だれ一人取り残されない共生社会の実現につながることを心から願っています。

Profile

出身地:山口県宇部市

航空会社を退職後、

航空専門校 インターナショナルエアアカデミー広島校 校長

比治山大学・比治山大学短期大学部非常勤講師

広島県内の小学校から大学まで、キャリア教育の一環としてマナー講師を務める

2019年 スペシャルオリンピックス日本・広島 理事

2020年 理事長就任 スペシャルオリンピックス日本ナショナルゲームの広島への招致活動に尽力、当大会の実行委員長に就任、3児の母

所 属:広島経済同友会 幹事、広島県中小企業家同友会 県理事、一社)広島県障害者スポーツ協会 理事

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